山の幸

春になって、中華系のスーパーマーケットで筍が売られている。
どこで採ってきているのか、はたまた中国産なのかは不明だけど、とにかく鮮度が良い。行って見て綺麗な筍が沢山並んでいるのを見ると、つい嬉しくなって何個も買ってしまう。どうせ、皮むいたら食べれる所は小さいし。

そんな季節の中、今日はお友達と山へ「ワラビ採り」に行って来た。
アメリカで山菜取りなんて初めて。カナダに居た時には、マツタケとかタラの芽とか良く採りに行ったけど、それはハイキングツアーとかで目ぼしい場所を探しておいたり出来たから。子供の時は、祖父の山で筍堀りしたり山菜取りしたけど、ここでは何処を探せば良いのかさっぱり分らないし。な〜んて思ってたら、「わらびが沢山ある場所見つけたよ!」っていうお知らせが来たので、女子3人で山へ。

まぁ、それはそれは沢山ありました。途中で、お友達の悦ちゃんが「もう、採るの飽きたよう。だっていっぱいありすぎるから、発見した時の楽しみが無いんだもん。」とか罰当たり発言をしてしまう位。

これは、絶対に我が家では食べ切れない…と帰り道に、ご近所のお友達にも「食べて!」って押し付けてしまいました。でも、後で「あ、あく抜きしてから持って行ってあげれば良かった」と反省。

早速お家に帰ってきて、あく抜きスタート!
「食べられるのは明日以降かな?」って思っていたら、悦ちゃんが「先回採った分のおすそ分け!」ってくださって、悦ちゃんのお陰で「ワラビのおひたし」が我が家の食卓に乗る事となりました。

今日のメニューは、「筍ご飯」「おねぎとお麩のお味噌汁」と「ワラビのおひたし」。
昼間に仕込んでおいた「大根の柚子漬け」を箸休めで。
粗食だけど、『春の山の幸』。
日本に居る時はあまり意識しなかったけど、改めてこっちで食べるとありがたみもおいしさも倍増ってもんです。