Eccolo

Berkeleyの4th Streetに約2年ほど前にオープンしたレストラン「Eccolo」
オーナー・シェフは、あのChez Panisseで2002年まで丸9年シェフを務めた『クリストファー・リー』。

前を通る度に、綺麗な黄色い外観とオープンテラスが気になっていたのですが、それがリーのお店とは知らず、調べてみて初めて知ったと言う訳。なかなかチャンスが無く、ランチの予約を入れようとしたら『3月まで一杯。』と言われて諦めてたある日、Opentable.comで空きを発見。早速、お友達と行って参りました!

イタリア語で『(美味しい物が)ここにあるよ!』という意味のEccolo。でも、本当にお店の外側を見てるだけでそんな気がしてきます。
シェパニーズとは少し趣旨を変え、手頃な値段でトスカーナピエモンテ地方の伝統料理を!というのが趣旨の様です。

当日の午前中には、携帯宛にレストランから予約の再確認の電話が。更に「お花やカードなどが必要ですか?」などの確認も入りました。いい感じです。

18:30の予約でしたが、すでにレストランのお席の8割方は埋まり活気に溢れています。気に入ったのは照明の程度。全体は薄暗めの落ち着いたトーンなのですが、各テーブルに天井から軽めのスポットが。手元は明るすぎず暗すぎず、でも店内は落ち着いた雰囲気です。

メニューは日替わりで毎日ウェブにメニューがアップされます。本日ワタクシのチョイスは下記の通り。


Dungeness crab cakes with lemon mayonnaise
付け合せのサラダがちょっと、塩味が強かった?という感も有りますが、外側はさっくり、中はたっぷりのカニの身。タイムなどのハーブが控えめに使われていました。脂分もしつこくなく、レモンマヨネーズもさらっとした感じ。お上品なクラブケーキ。

因みに、さっぱり系で興味あり!だったのが、友人がオーダーした
Tuna tartare toasts with jalapeño, cilantro and lime

Japapeñoが後ろの方でぴりりと利き、シラントロとライムのさっぱり感が食欲を増殖させます。

Second courseはパスして、メインを頂く事に。

Niman Ranch short ribs braised in red wine, with soft polenta and horseradish salsa verde
このショートリブが、ほろほろに柔らかくなっていてフォーク一本で頂けます。赤ワインのどっしりとした香りと、ホースラディッシュの辛味、付け合せのカブ、そしてポレンタを絡めて頂くともう絶品。コンソメの薄い味がびみょーに感じられる程度に茹でてあるカブが、相当濃い目の味をまとめています。でも、量もどっしり。(笑)

量に驚いたのは、別の友人のこの一皿。

Grilled veal chop with wild mushrooms al cartoccio
誰もが、Vealと聞き小さいポーションを予想していたのですが、現れたのは『ステーキハウスに来た?私たち。』という感の、最低でも25oz位あるだろうなぁ・・・というVealのステーキ。余りの大きさにオーダーした友人も「これ違う?」と思わず言ってしまった程。でも、お味はフレッシュ・タイムが廻りに沢山付いていて、お肉になんとも良い香りが。

最後のデザートは、無難に。

アップルのコンポートとローストアーモンドのクラストが暖かく、バニラアイスクリームがその上で溶けて行きます。私には甘めの味ですが、アップルとベリーが酸味を残して居るので、全部を混ぜて頂くと丁度良い。甘味と酸味、暖かめのフルーツと冷たいアイスが上手く口の中で混ざります。アメリカンなデザートですが、素朴で美味しかった。

周りのテーブルを見たら、シェアして召し上がっているお客様が殆どだったので、女性3人それぞれ一皿ずつメインをオーダーした私たちって一体・・・と、後で気づきました。全てのお料理が丁寧に下ごしらえされて、味が素材に染み込み、全体で美味しさがまとまる、そんなお料理でした。
メニューが日替わりなので、また違う季節に行って違う素材を頂きたいな♪

Eccolo (地図)
1820 4th Street
Berkeley, CA 94710
Tel: 510-644-0444