49er Rally (その4)

さて、折角ですので参加者&参加車にもスポットを当てて見ましょう。

まずワタクシの第二の故郷、カナダはブリティッシュコロンビア州からK1200LT
ご夫婦でほぼ毎回参加されているとの事。
実は、ご主人はこの日の朝にバイクを泊めようとしていた私を見てすぐに駆けつけ手伝って下さった親切な紳士。
ふと、ナンバープレートを見るとBC州プレート!「私2年前までBCに住んでいたのよ〜☆」と言うキッカケから、カナダ&アメリカのバイク事情に
夫婦共々花が咲き、ずうずうしくも彼のスーパーK1200LT見せて貰い、写真を撮り、更に乗らせて貰った。(^^ゞ

さすがBMWバイクでも最高のお値段を誇るだけあり(税抜き約300万円)GPSは付いてるわ、シートは全面ヒーター付だわ、ソケットプラグも前後に付いてるわ、
CD/MP3プレーヤーはあるわ、自動センタースタンドだわ・・・と挙げていったらキリが無い程完全装備。「これは、バイクじゃなくてオープンカーな気分よ!」と奥様。

BC州は雨が多く、正直バイク事情はあまり良い方では無いので、バンクーバー時代友人でビーマーはおろか、ライダーも数人しか居なかったのに・・・『ビクトリアだからね。』とおじ様ニヤリ。(BC州の州都ビクトリア市は天気が良いので有名。)
お二人は、BC州を出てワシントン州オレゴン州カリフォルニア州と南下して来てRallyに参加。もう一日キャンプをして更に南下しロスアンジェルスネバダと走る予定。悠々熟年夫婦という感じの、次回もお会いしたい素敵なご夫婦でした♪

お次は、懐かしのR100GS。状態が良い!

最初通りがかった時にはカバーが掛けてあったのですが、旦那様が「リムがピカピカだ!」と立ち止まったら、すぐにオーナーさんがカバーをはずしてくれました。リムどころか綺麗に磨き上げられ全部ピカピカ♪
これは、もう「見て、見て〜。」という感じだったので遠慮なくパチリ。

全く同じ年式・仕様のR100GSがEnglish Trialsで健闘していたのですが、そっちは泥が付いて汚れてるのがまた無骨な感じで、それはそれで格好良い。
GSの良い所はピカピカでも素敵だけど、がっつり汚れてるのも様になる。

黄色い車体でひときわ目立っていたのは、実は先回の時の参加者。

お揃いのサイドカーは、Corbin社製。カバーでバイクと一体になる様にカスタムメイド。もちろんバイクのシートもお揃いでCorbin社製。
Corbinに勤めている友人が「BMWオーナーは、こだわりが凄い・・・」と言っていたのを思い出す。これは、タイヤもほぼ新品だったし、全てが完璧に磨き上げられていてゴミ・キズ一つ付いていない。まるでショールームに飾ってあるような雰囲気でした。コレにのって走ったら目立つ事請け合い!一度で良いので犬とかと一緒にサイドカーに乗ってみたいモノです。

一変して、レトロな1959年製 r69

このバイクも先回の参加車。
オーナーはJeffさんというアメリカ人。実は、Jeffさんのお父様が新車で買って乗っていらした物をJeffさんが引き継ぎ、1999年から3年間かけてフル・レストアしたそう。バイクの上には、レストアの様子が写真と共に詳細に記録されていて、誰でも見れるようになっていました。味があって、愛情を感じるバイク。ヨーロピアンな雰囲気が漂ってきます。

Jeffさんには息子さんが(10代)いて、息子さんにこのバイクを乗り継いで欲しいそうなんですが「息子はバイクに興味が無いんだよね〜」とちょっと寂しそう。贅沢な悩みかもしれないけど、親子3世代で大事に乗り継いで行って欲しい・・・とその場に居た皆が思った事でしょう。こういうバイクはもう作れないし、いつまでも現役で居て欲しいな。

最後はファンキーなカラーが一際目立っていたK1200RS(多分)の登場。

何気にカスタムにカスタムを重ねています。マフラーはREMUSだし、サスはOHLINSだし。しかも、ボディー全体にもカスタムペイントが施されています。丁度、バイクが水に突っ込んだ時の様に、全面からウォータースプラッシュの模様。側面のBMWのエンブレムをワーナーのタスマニアンデビルが両手で抱えて、走っている様子が描かれています。Corbin社製のカスタムシートにも、水しぶきの刺繍が施されていて、いやいや徹底してます。遊び心満載のBMWでしたね。

他にもまだまだご紹介したいバイクが沢山ありましたよ〜。全体的な印象としては、古めのBMWを丁寧に乗ってるライダーさんが多いかな?新しいバイクでも、ライダーさんのこだわりが見れて面白い。不思議だったのは、ノーマルで何にもしてない私のバイク(06/F650GS)が何故か注目の的(?)で、通り過ぎる人達が皆立ち止まって見ていくのです。何だったんだろう・・・。それとも、お隣に置いてあった旦那様のバイク(R1100R / 75周年記念モデル)が注目を浴びていたのか?(笑)

どちらにしても、同じメーカーのバイクに乗っているというだけで、知らない人同士でもすぐに友達になれちゃうのが面白い。会場にはアジア系のライダーさんの姿はほとんど無く、アジア系が多いサンノゼ近辺住民の私にとっては、それも面白かった。来年も、行こうっと♪